の身体がこうなって、15年ほど経ちました。今でもう、身体が病気の影響でダルいとか、疲れ易いとかも分からなくなるくらいこの病気と付き合ってきた気がします。

幸いにも、妻や沢山の友人に支えられ、募金を募る体制が整い、病院の助けもあって、アメリカでの臓器移植を受けるという手前までなんとか辿り着くことができました。

辛いことが沢山ありました。38歳、人生の最も勢いのあるこの時に、自分のやりたい事が全くできない苛立ちや悔しさ。

まだまだやりたい事が沢山あります。仲間と共に世界様々な人々と一緒に、映像を通してふれあう事、考える事。世界に影響を与える仕事に携わる事。
それだけでありません。家族のような沢山の友人と幸せを共有する事、そして、子供を作り、妻と共に幸せな家庭を築く事などなどまだまだやりたい事が沢山あるのです。

それを実現するに臓器移植しか手段残されていませんでした。

この病気になっていずれ回復する為の手段臓器移植しかないと聞いていましたが、自分のでもそれをすんなりと受け容れるなかなか難しく、自分にとっても現実感の乏しいものでした。
ですが、次第に病状が悪化し余命を伝えら、それが現実ものとして受け容れざるえなくなりました。

だからやり残した事を夢のまま終わらせる事なく、それを現実のものとする為にも臓器移植をすることを決断したのです。

日本にと同じ病気や他にも様々な病気で苦しみ臓器移植を必要とする人達が沢山います。
そして日本でも臓器移植を受ける事出来るのです。
そういう人々を救う為に、多くの関係する方々の努力や尽力のお陰で、日本の臓器移植の体制も近年でどんどん整えられていっているそうです。
ですが多くの人を救う為にまだ充分でなく今後更なる改革や改善が必要とされていると思います。

日本の医療日進月歩、もの凄い勢いで発展し、また、健康保険の制度もあり、全ての人が平等に医療が受けられていると思います。
臓器移植に関しても今よりもずっと多くの人が受けられずっと多くの命が助かる様な状況へと変わっていくでしょう。

ですが、それを待っている時間あまり残されていませんでした。

本当日本で手術を受けたい。
ですがそれにまだ時間のことや越えなければならないハードルがあります。
だから渡米しての臓器移植を決断しました。
幸いにもこうして多くの支えとなってくれる妻や仲間が沢山いました。
そのお陰でこうして手術を受ける為の募金活動をしてもらえ、自身もみんなと一緒になんとかこの難局を乗越えなければと力を振り絞っています。
お金のことや家族のこと、もちろん病気のこともあるので、それでもまだまだ不安沢山残っていますが。

信頼する仲間、家族、そして支援してくれる皆さんにすがるしかありません。

どうか、の命を救って下さい。

そして日本の臓器移植の体制や環境のより良い整備が進み多くの人々の命が助かる事を心の底から望みます。
どうか関係者の方々へ、より臓器移植の手術が受け易い環境へとご尽力いただけるよう、皆様の更なるご活躍を切に願います。

2016年2月24日 好昭